出産直後のママは体調が優れないものです。
産院では「最初の1か月間は家で過ごすように」と勧められますが、問題は上の子の保育園への送り迎えです。
自宅が保育園に近くても、新生児を抱えての送迎は非常に困難。
これにより、「保育園をしばらく休ませるべきか?」と悩むこともあります。特に、実家が遠方にあり、里帰り出産を選ぶママには、休園を選択することが多いかもしれません。
しかし、保育園を長期間休むことには以下のようなデメリットがあります。
・退園を余儀なくされるリスク
・子どもに及ぼす心理的影響
・体調が優れない中での子育ての負担増
産後のママの体調を考えつつ、他の大人が送り迎えを担う体制の確保が重要です。
理想は旦那さん、実母、義母の順番でしょうか。
以下、詳しくお話をしていきますね!
産後に上の子を保育園を休ませるか?
産後の生活は多くの選択と課題が伴いますが、特に上の子が保育園に通っている家庭、特に共働きの家庭では、保育園を休ませるべきかどうかが重要な問題となります。
「送り迎え」に難が生まれてしまうからですね。
今の時代とはいえ、なかなか、旦那さんの都合がつかないという方も多いでしょう。
でも、じゃあしばらく上の子を保育園休ませるの?と考えると…
「保育園を休ませた場合、退園となるリスクはあるのか?」
これは多くの親が抱える共通の懸念です。
実際に、多くの保育園では、連続して2ヶ月以上休園すると退園処分となることがあります。
(この期間は保育園や自治体によって異なるため、具体的なルールは各保育園に確認が必要です。)
たとえば、私の前職の同期が里帰り出産の際に保育園を休ませたことがありますが、その際には「2ヶ月間登園しなければ退園になる」との説明を受けたそうです。
産後に実家へ帰るかどうか、またいつ帰るかのタイミングは、非常に悩ましい問題です。
実家が遠方にある場合、その決断はさらに困難を極めます。
そして、産院選びにも直結するため、早期の決断が求められることが一般的です。
産後、いつから保育園の送迎を再開するか?
産後の体調管理と家族のサポート体制により、上の子の保育園の送迎を再開するタイミングは変わります。
産休育休中に保育園から「短時間保育への協力」を求められることもあり、この制限は配偶者の勤務時間との調整が必要になることが多いです。
(これね、、ホントやめて欲しい)
実際、多くの保育園では、母親が入院中は配偶者の勤務時間に合わせた保育を提供してくれますが(延長保育をつかうなど)、母親が退院するとすぐに短時間保育に変更されることもあります。
理想的には、「1か月健診が終了するまでは保育園の送迎を再開しない」とするのが望ましいですが、すべての家庭がそのようなサポートを受けられるわけではありません。
中には、「退院後すぐに新生児を連れて送迎を始めた」という母親もいますが、このような選択は個々の体調やサポート環境に大きく依存します。
産褥期に無理をしてしまうと、体の回復が遅れるだけでなく、精神的にも大きな負担がかかります。
無理は禁物です。
産後の体調回復は個人差が大きく、母親一人での送迎が困難な場合、配偶者の育休の取得や時短勤務の選択肢も検討することが重要です。
昼間、新生児と上の子の世話をするのは想像以上に、いや想像できないでしょう。大変です。
頼れる家族が近くにいない場合には、地域のファミリーサポートサービスの利用も一つの方法です。
どのような選択をするにせよ、産後のママが過度のストレスを感じないような環境を整えることが何よりも重要です。
産後の上の子保育園休み問題:デメリットは?
産後の家庭環境は一変し、しばしば保育園の休園問題が浮上します。
「産後はママも家にいるのだから、上の子を保育園から休ませたらどうか?」という意見が、家庭内で対立を生むこともあります。
しかし、保育園を休ませることには、想像以上のリスクが伴います。
・退園のリスク
・子供に及ぼす長期休園の影響
・ママの負担増加
これらについて、詳しく見ていきましょう。
退園のリスク
長期間の休園が「自宅での育児が可能である」と判断される原因となり、一度退園となると再入園は非常に困難です。
特に保活が活発な地域では、乳幼児の再入園は一層困難になります。
また、子供が幼稚園年齢になると、保育園以外の選択肢も考慮する必要が出てきますが、それによってママの職場復帰が難しくなることも。
退園後の計画を練ることは非常に重要です。
長期休園が子供に及ぼす影響
保育園を長期間休むことは、子供にとって大きな負担となる可能性があります。
・保育園への復帰を嫌がる
・環境変化によるストレス
長期休園後、再び保育園に戻る際に子供が嫌がることも考えられます。この可能性はかなり高いです。
ゴールデンウィーク、お盆、お正月安み明けの子供の反応をみていると分かりますよね?
それが、もっと長い休みとなると、まるで慣らし保育を一からやり直すような状況になりかねません。大人でも、長期休みの後の仕事再開が大変なように、子供も同様です。
子供の年齢や性格によっては特に判断が難しい場合もありますが、子供の福祉を最優先に考慮することが必要です。
さらに、家庭内の環境変化も子供には大きな影響を及ぼします。
新しい赤ちゃんが中心となる家庭環境で、上の子が感じる疎外感や嫉妬心は避けられない問題です。
いわゆる「赤ちゃん返り」が見られることもありますが、これは一定程度避けられない現象です。
だからこそ、保育園での日常を継続し、友人や保育士との交流を通じて心のバランスを保つことが、子供にとって非常に重要です。
子供にとって保育園はただの預かり所ではなく、社会性や安定感を育む場所としての役割も果たしています。
ママの負担増加
新生児の世話と上の子の育児を同時にこなすのは非常に困難で、時にはママ自身のストレスにつながることもあります。
親子共にそのストレスが辛い状況になることも少なくありません。
確かに、産休や育休を利用している間は上の子とゆっくり向き合う時間を作ることが可能ですが、産後の体調はそれほど単純なものではありません。
出産の経験があるなら分かりますよね…
産後の回復期には、母体を十分に休ませることが何よりも重要です。
よく「産後の体調は交通事故に遭った後のよう」と表現されることがあります。
これに加えて、新生児の世話は昼夜を問わず、これがさらに睡眠不足やイライラを引き起こす原因となります。
そのため、上の子が保育園に通っている間に、ママは新生児が眠っている時に合わせて休息をとることが大切です。
これは、単なる休息ではなく、産後の回復のために必要な貴重な時間となります。
育休期間中の保育園費用の取り扱い
育休を取得している間に保育園を長期間休むことが決まった場合、保育料の取り扱いについて気になる点があります。
保育料が減額されるのは、保育園に通う子供自身の状況、例えば病気やケガで長期間の入院や治療が必要になった場合に限られます。
このような状況では「保育の停止申請」を提出することにより、保育料が免除または返還されることがありますが、細かなルールは各自治体によって異なるため、詳細は確認が必要です。
特に、里帰り出産で保育園を休む場合は、保育料がそのままかかることを念頭に置いておくと良いでしょう。
産後の保育園対策のまとめ
産後の対応は、動けないママの状態を考慮しなければならず、上の子の保育園の扱いに頭を悩ますことが多いです。
誰が子供の送迎を担当するのか、また、送迎が難しい場合には保育園を休ませるべきか、それともママが無理をしてでも送迎を行うかが問題となります。
さらに、里帰り出産を検討している場合には、長期間の保育園休みが上の子に与えるストレスも考慮する必要があります。
とはいえ私は、上の子が保育園に通い続けることが望ましいと考えています。
産後すぐの送迎が難しい場合は、他の家族メンバーに支援を依頼し、最低限産後1か月はママ以外の誰かが送迎できる体制を整えることが重要です。
産後に無理をすることは避け、罪悪感を感じずにしっかりと体を休めることが、回復には不可欠です。
また、周囲もママに過度な負担がかからないよう配慮し、家事や育児の分担を見直すことが望ましいです。
これにより、母親だけでなく家族全体で育児の責任を共有することが大切です。
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